胡蝶蘭の植え替えのやり方

胡蝶蘭の植え替えのやり方

 

 

豪華で綺麗な胡蝶蘭。花が終わったら、また次の季節に花を楽しみたいですね。その為には、胡蝶蘭の「植え替え」が必要となります。

3本立てや5本立ての胡蝶蘭も、実は1株ずつの花を寄せ植えにしている場合が殆どです。植え替えの場合は、まず1株ずつに分けて行います。

 

◆植え替えに適した時期

 

胡蝶蘭の植え替えは、春、特に4月が最適です。そして遅くとも6月までには行うようにしましょう。病気で植え替えが必要な場合は季節は問いませんが、次の時期も花を楽しむ為なら夏や冬の植え替えはお薦め出来ません。

 

ただ、植え替えを毎年行うと胡蝶蘭の根を傷めてしまうので、2年に1回位が適当です。また、4年以上植え替えをしないと元気がなくなってくるので、植え替えをしましょう。

 

◆植え替えに必要なもの

 

・用土

胡蝶蘭は水苔かパークに植えられていたと思います。元々胡蝶蘭は「着生植物」なので、熱帯雨林で木の樹皮の割れ目に着生して、雨や空気中の水分を吸って育つ植物です。ですから、「土」は必要ありません。

 

・ハサミ

花芽を切ったり、傷んだ根を切り取ったり、黄色くなった葉を切り取る為に使います。病気が伝染するのを防ぐ為に、1株切る毎に火であぶる等消毒をして下さい。もちろん、手も綺麗に洗って作業をして下さい。

 

・鉢

鉢は水苔を使うなら素焼きの鉢を、パークを使うならポリポットの鉢が適しています。鉢はそれまで入っていたポットや鉢より一回り大きな物に植え替えます。病気になるといけないので、鉢は新しい物を使うようにしましょう。

また、1株ずつ植え替えることになるので、鉢は株の数分用意して下さい。

 

・肥料

洋蘭用の液体肥料を使います。

 

◆植え替えの仕方

 

  1. 花径を切り取る

花の支柱をはずし、花が終わった後の花径を切り取ります。

 

  1. 根を鉢から剥がす

剥がすと言っても、無理に剥がすと根を傷めてしまうので、植え替えの前に

水を与えて根に水分を充分吸わせます。こうすると根が鉢から剥がれやすくなります。

ポットに入っていた胡蝶蘭の根なら、そっと抜くだけですぐ取れます。

 

そして、傷んだ根や古い水苔やパーク、また、黄色く枯れた葉を丁寧に取り除きます。

 

  1. 新しい鉢に植え替える

環境を変えて枯らさない為に、最初に植えられていたのが水苔だったら水苔に、パークだったらパークに植え替えます。

新しい鉢の底には、虫よけの為に鉢底ネットを敷きましょう。

 

・水苔

水で湿らせた新しい水苔で、根の周りを一回り大きくなる位巻いて鉢に入れます。鉢の上部2㎝位をウォータースペースとして残し、根に巻き付けた「水苔と鉢の隙間は指でしっかり押して固くすること」がポイントです。

 

そのまま15日~20日間は水を与えないで下さい。これは、発根を促す為です。

その後は10日に1度程度にコップ1杯の水をやります。

 

・パーク

まず鉢の底に一掴みのパークを入れます。次に固形の肥料を入れ、その上にパークをまた一掴み入れてから胡蝶蘭を鉢に入れます。根に肥料が直接触れないようにする為です。

その鉢の真ん中に胡蝶蘭の株を入れてから、株の周りにパークを敷き詰めます。

 

植え替え後7日間は水を与えないで下さい。その後は7日に1回程度の頻度でコップ1杯の水をやりましょう。

 

胡蝶蘭は水のやり過ぎに依る根腐れで枯れてしまうことがよくあります。くれぐれも水のやり過ぎには注意しましょう。

 

 

  1. 植え替え後の色々

 

・置き場所

直射日光を避け、明るい場所に置くようにしましょう。

 

室内なら、レースのカーテン越しの日光が当たる窓辺がベストです。胡蝶蘭は直射日光を当てると「葉焼け」を起こすので注意しましょう。

 

室外に置くなら、気を付けるのは「寒さ」です。地域に依りますが、晩秋からは室内に入れてやりましょう。

また、通気性を良くし、害虫を避ける為に50㎝位の高さの台の上に置くと良いでしょう。

 

・肥料

肥料は植え替え後1か月が過ぎた後以降に与えます。

洋蘭用の液体肥料を、使用方法をよく読んでそれに従って施して下さい。

また、液体肥料をやった時は水を与える必要はありません。液体肥料が水代わりと考えて下さい。

 

そして、次に水苔やパークが乾くまで様子を見ましょう。

 

・発根後の水やり

胡蝶蘭は空気中の水分も葉から吸収する能力があるので、水苔やパークが乾いたら水やりをすると考えて下さい。

では、季節ごとの水やりについてポイントを挙げてみます。

 

夏:生長の季節なので、水はたっぷり与えますが、やはり水苔やパークが乾いてから水やりをしましょう。

 

冬:水苔やパークがすっかり乾いてから水やりをします。夏より水やりの頻度を減らして下さい。

 

また、水やりの代わりに霧吹きで「葉水」をするだけでも十分です。特にエアコンでの暖房をしている室内は乾燥しがちなので、水やりよりも葉水を中心にした方が良いです。

そして、冬の水やりは冷たい水ではなく、ぬるま湯を与えて下さい。

 

◆まとめ

 

胡蝶蘭の花を楽しんだ後、また自分の手で花を咲かせることが出来たらとても嬉しいですね。

少し難しいかもしれませんが、まずは消毒した手やハサミを使い、水やりの仕方を覚えていきましょう。

 [胡蝶蘭/育て方]季節ごとの管理(置き場所・温度・水やり・肥料)/二度咲き・植え替え方法とタイミング